写真トラウマの呪い

上の4つの画像は、わたしにずーっと呪いをかけてきた写真たちです。
「あぁ、自分って、こんなもんなんや」
という呪いです。

 

花ちゃん
花ちゃん
花はいつ撮っても、カワイイわよ♡

 
長年ずーっと、このイメージで生きてきたんです。
この写真からわたしは自分のことを
「控え目、目立たない、暗い、メガネ、ドスコイ」
なんだと思い込んで生きてきたんです。

小さな頃から内弁慶で、人見知り。
「大人しい」タイプの人間でした。

外見に関しても、小さな頃からメガネをしていて、くせ毛、ニキビ肌で、まったく自信がありませんでした。
人の後ろに隠れているような子でした。

自分は目立たない。
目立つなんて考えもしない。
自分の意見なんて、言わないのが普通。
性格もネガティブで、生きづらいタイプでした。

そんな中で、二十歳の前撮りでとどめの一撃をくらいます。
 
プロにメイクをしてもらい、カメラマンにのせられ、
ノリノリで挑んだ前撮りで仕上がった写真は、
わたしの脳内イメージとはかけ離れた
「ドスコイ!」と聞こえてきそうな力士のような写真でした。

もう一生写真なんかにうつらないと心に決め、
押入れの奥に写真を押し込み、なかったことにしました。

が、
このたった一枚の写真のせいで、わたしのセルフイメージは、こう強く擦り込まれてしまったのです。

「わたしって、こんなもんなんや・・・」

と。

そこからは、写真に写るのを極力避けるように生きていました。
それでも写真に写った時には、自分の粗探しをしまくり、「あ〜、ほんと可愛くない」という呪いをかけ続けたのです。

これもわたし、あれもわたし、いろんな自分がいるんや

そんな中で転機が訪れます。
2013年から、フォトグラファーとして女性の撮影をするようになるのです。
撮影対象者は、一般女性。
そのほとんどが、「写真が苦手」という方ばかりでした。
撮影を続ける中で、あるフレーズを毎回のように聞くことになります。

「こんな自分、見たことない!」

「知らん人がおる!」

「自分にこんな魅力があったなんて知らなかった」
 

そう言いながら、みなさん喜んでくださいました。
ほんの少し見方を変えるだけで、別人級に魅力が溢れ出すのです。

それから、わたし自身も「写真にうつる」ということに関して、
人体実験をしまくりました。

写真のうつり方講座、写真撮影サービス、自撮り、夫に撮影してもらう。
いろいろやりました。
北海道から、NYまでいって、モデル体験もしました。

そりゃもう、どうしようもない写真もたくさん撮れました。
だがしかし、わたしはプロのモデルでもなんでもない。
それが普通。
たくさん撮った写真の中から、
「これいいやん!!!」を発掘するのです。

写真嫌いな人は、これがもう嫌だから
「ブスに写る自分」を目に入れるのが辛いから、
いつまで経っても写真映りが上達しない。

どすこいな写真は、たくさん撮れます。
それでいいんです。
その中に、たった一枚でも、自分がときめくような、自分にうっとりしてしまうような、そんな写真を見つけて欲しい。

それが、可能性の扉を開く、ということです。

再現性がなくても、いいんです。
ただ一度でも、「こんな素敵な自分もいるんだ!」と体験した人と、してない人の違い。

毎日完ぺきにステキな自分じゃなくてもいいんです。
いろんな自分がいて、どの自分も楽しんでしまえばいいんです。
楽しめない自分は、改善すればいいんです。

写真嫌いの落とし穴は、傷つくのが怖くてなかなか再度挑戦しようと思えないところです。
「嫌な自分」を見せつけられる怖さから、
なかなか一歩踏み出せないんですよね。

だからこそわたしは、写真嫌いな人にこだわって撮影を続けてきました。
そういう方達の変化を見るのが、嬉しかったんです。

自分は、プロのモデルでもないし、写真なんて撮らなくていい。

そう思うのは、もったいない。
写真って、完璧に美しい人たちのものじゃないです。
無限の個性を写し出せるスーパーツールなんです。

本当は、自分の魅力や可能性を、知りたい。
そんな気持ちがあるのなら、ぜひ写真に撮られてみて欲しい。

7年近く、写真嫌いの女性を撮影し続けてきて
思います。

「写真トラウマの呪いのせいで、ソンして生きてる女性が多すぎる」

見た目なんて、簡単に変えられる。
ていうかもっと、都合よく自分へのイメージをいいように変えていいのに。
写真というものは、そのモノの「一面」を平面的に写しだしているだけ。
そこに付随する本人の思いは、写真にうつっている事実と関係はない。

自分への評価の低さ(セルフイメージの低さ)を、写真のせいにしているに過ぎない。

写真写りが悪いなんて、練習したことないんやからあたりまえ。
プロは毎日のように練習して見せ方を研究してあの美しさを出している。
素人の自分らが何もしてないのに勝手に諦めて
「自分こんなもんや症候群」にかかっているこの現実を
写真(とメイク)の力でぶち壊したい。

あと、
「世間一般で言われるいわゆる美人」と自分を比べすぎ。
美しさって、そんなもんじゃない。

自分で自分の中に見つけるもんや。

そんな、熱い思いで
美撮り師やってます。

わたしは写真というものを愛しているので、
写真で人を幸せにしたい。
写真で不幸になっている女性たちがいる状況は、つらいのです。

コンプレックスも、付き合い方があるということを
自分の写真を撮ることで知りました。

それを、伝えたいなと思って活動しています。

PAGE TOP